中村友美/嘉戸浩 二人展 「重なりの」
6/5(土)-9(水) 12:00-18:00
初日予約制(満席となりました)
作家全日在廊
キュレーター : 守屋里依、高橋真之
tel・fax:075-432-8555 ・ e-mail:info@kamisoe.com
中村友美/嘉戸浩 二人展 「重なりの」
6/5(土)-9(水) 12:00-18:00
初日予約制(満席となりました)
作家全日在廊
キュレーター : 守屋里依、高橋真之
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少し前の仕事です。数寄屋。玄関横坊主襖。お施主さんからはお任せで、「僕は Mark Rothko が好きでねー。」とボソっと言われていました。いつも以上に薄く溶いた胡粉で線を入れる。一方は墨染後の鳥の子の上から、一方は先に型押しをし、後から上染。これぐらいが丁度いい。墨はいい。「私は Gary Hume が好きでねー。」とボソっと言われるお客様いたらいいな。
毎回毎回楽しみにしていた講演会の最終回です。
2010年9月24日(金)「そこに在るもの」尹煕倉 x 森 桜 x 鞍田崇 @ 総合地球環境学研究所
「大切なことは、特別なことよりも、むしろありふれたことの中にある気がしています。作品からの一方向の主張でなく、観る人の意識に応じて、作品が語りかけたり、時には黙したりしても良いと思うのです。「在ること」と「無いこと」の往還。かえってその方が、人の意識の深いところと繋がることができると思うからです。」 尹煕倉
激しく同意。
2010年9月1日「かみ添」を立ち上げて1年経ちました。たくさんのお客様とお会いし、たくさんのお客様とお話し、たくさんの事を教えて頂きました。
街から離れた所に工房を持ち、街中のお店に卸すのではなく、自分の空間をつくり、お客様に空間ごと楽しんでもらい、ゆっくりお話する。たぶんこれが、”次の世代” の職人(作り手)のあり方だと思います。たくさんの物が溢れるなか、それらに紛れないで自分の作った「物」を見てもらいたい、だから「場所をつくろう」と。
どこに?
どうやって?
どんな?
それらの事を考えるのは「物」を作る事と同じなのでそこに自分の経験や感覚を集中させて、それごとお客様に感じてもらう。そして話す、というか伝える。
まー実際そんなに難しくは考えていませんが人が集まる場所を作るというのはとても面白く、これが続けばそれはそれは素敵なことだなと思います。本日から2周年へ向けて地道に頑張ります。これからも「かみ添」をよろしくどうぞお願いいたします。
最後はもちろん大瀧神社/岡太神社へ。紙の神様が祀られています。世界の名建築 100選 にも選ばれている素晴らしい建築です。屋根構造が日本一複雑だそうです。
設計士さん、建築好きの人は是非見に行って欲しいです。そして漉き場を巡り、職人と話し、紙の文化を体験し、和紙の可能性を再発見して、どんどん仕事に取り入れてほしいです。
越前和紙 : 人間国宝 九代目 岩野市兵衛さんの工房へ。・もっともっと越前和紙の事を知ってほしい。・自分の技術なんてまだまだ。(市兵衛さん語録)・原料を足した後、同じ厚さに漉くのが一番難しい。・Nikonのシャッター音が好き。(Canonは軽すぎるらしい)市兵衛さんの生漉奉書。美しいの一言。漉き上がり直後の和紙の重なりの断片を見るだけで興奮します。100%楮紙。これもなかなか手を入れるのは難しいです。
株式会社マガジンハウス発行
Hanako east No978
p.28「京の逸品」にて紹介されています。写真が大きく1ページ。和紙の耳(喰裂)雲母の流れ(たらし込)の和わらかな雰囲気まで解ります。素敵です。
京都市北区住宅、和室の戸襖。2枚とも同じ戸襖です。角度の違い、反射の違いで雲母が浮かび上がります。
江戸時代、朝の日、昼の日、夕の日、月の灯、に反射した雲母の表情を見て、だいたいの時間を把握していたにちがいない。
パリへ商品発送後も幾度かのやり取りが続き、話をしていると色々思い出します。3年前、唐長の展覧会の為ロンドンへ行き、展覧会後、ユロスターでパリへ。(その日はWaterLooからの発着の最終日でした)数ヶ月前、唐長へ行き、11代目当主、11代目内とお話し帰り際、当時の事を思い出しロンドン、パリの話で盛上がりました。「とった写真、CD-Rに焼いて送るよ」と仰って下り、数日後、直ぐに送って下さいました。何百枚もある写真をランダムに見ているとたくさんの事を思い出します。キラキラぶりが尋常じゃない老舗デパート。たぶんもう二度と泊まれないだろうホテル。subwayに乗らず、街中を歩く。まるで映画の中のようなレストラン。全てが素晴らしい経験で、忘れられない思い出です。しっかり身になっています。次のステップへしっかり行動しよう。※添付写真は自分で撮った物です。
以前書いた「糸巻」の行方。少し前になりますが、岡田栄造氏と、織咲誠氏が茶洛のわらび餅片手にご来店。楽しい話ばかりでココには書ききれませんが、織咲さんが蚕を飼っており、自分で糸を紡ぐ際糸巻きがないから苦労すると。「かみ添」に置いていてもオブジェ、飾り物なので、この「糸巻」を使って下さいと贈呈。
↑各パーツの美しいこと、、、。(負のデザインだな)
変な形に梱包。突起部分はハンドル。ファイリングのプロにこんなへなちょこ梱包は恥ずかしい。でもこれはこれで面白い形です。織咲さんはこういう変形梱包の時にダンポールに折り目を入れるori-ta というオリジナルのプロダクトを開発されています。(ori-taがあればどれほど気持ちよく梱包できたか)
越前より送られてきた四種の和紙。
・楮
・三椏
・雁皮
・麻
とても美しい和紙です。とあるプロジェクトの為に試し染め。各材料の個性を見極めるが難しいです。特に雁皮、これは「くせ者」です。でも「くせ者」であるほどほど美しい。
Asada Akira Academia
マラルメプロジェクト @ 京都造形芸術大学高谷氏のモーショングラフィックに釘付け。
メルボルン在住の友人とハイアット・リージェンシー京都 地下。スーパーポテト設計のTouzan Bar へ。友人はメルボルンで古い住宅(ブロック積み建築)のリノベーションに勤しんでいるそうです。
ココン烏丸 3F shin-bi 後に出来た、kara-Sへ。
子供と京都国際漫画ミュージアムへ。長男、次男は「くれよんシンちゃん」、長男の友達は「ドカベン」自分は「ワンピース」にどっぷりはまる。
東京から友人と上賀茂神社へ。木陰と小川がこの暑さを吹き飛ばします。(写真は御所舎です)
いつもお世話になっている職人さんから、文庫になった片岡義男著、「文房具を買いに」をもらう。
Sally Scott の Nikukyu no.3 購入。
Magazine for Architectual Entertainment 「PIN-UP」ざくざくに切ったレイアウトとBoldのテキスト。カーインングもざくざく。
メープルソープとコレクター DVD鑑賞。メープルソープの写真は完成しきっていて入る隙がない。良いのか、悪いのか解らない。なんでもそうだけど、1歩、2歩、歩み寄れる余白、遊び、空間がある方が個人的には好きです。パティ・スミスのポートレイトは気持ちを引っ張られる。なので結局メープルソープの写真は好きです。というか写真が好きです。