二人展

F5BB1CAC-520C-41AE-BFC5-7514F362AB70中村友美/嘉戸浩 二人展 「重なりの」

6/5(土)-9(水) 12:00-18:00
初日予約制(満席となりました)
作家全日在廊
キュレーター : 守屋里依、高橋真之

コメントはまだありません

現在、コメントフォームは閉鎖中です。

手は厳しい

先週25日。志村ふくみさんの講演「民藝と物気色アート」を聞きに行かず、鳥の子を金化粧(顔料刷毛染)をしていました。和紙の天地を混合し、金の反射にバラツキがありやり直し。少し「ンっ!」となった。新しい鳥の子を出し下ごしらえしていると、血が着いていた。なぜ?と不思議に思うと、定規にも血が。知らぬ間に紙口で指先を切っており、気がつかないくらい小さな小さな傷。力を入れる度じわーっと血が。真新しい無地の和紙が汚れました。まぁ「気」がなかったのだろう。自分が悪い。嫁から勧められ数ヶ月前に読んだ、志村ふくみの言葉「白のままではいきられない」の中で、

・白に白。白い糸を白く染める。哀しいかな、その白を汚したい。
・1つの線を引く。生きる上でそれをしなくてはならない時がある。
・昔、手の先に神が宿るといわれた。それならば悪魔も宿るだろ、とこの頃は考える。

こんなにもシンプルで力強い言葉。頭から離れません。やっぱり無理してでも講演を聴きに行くべきだったかな。今日、定休日だったので「金化粧」をやり直しました。刷毛の機嫌がとてもよかった。

Kami no Katachi


「 Kami no Katachi 」に参加します。以下、refsign より

昨今、携帯電話、PC、ipadなど様々なデジタル媒体が世の中に溢れています。しかし、新しいメディア媒体がいかに増えても私たちの生活で一番身近に存在するマテリアルは「紙」だと考えています。 身近で親しみやすく、そして魅力ある「紙」に焦点をあて、紙のおもしろさ、美しさ、機能性を、リアルプレゼンテーションの宝庫である「洋服屋」、その中でも上質なカルチャー情報を発信し続けている「アーバンリサーチ」とコラボレーションしリアルな「体験」をプレゼンテーションしたいと考えています。

主催 : URBAN RESEARCH KYOTO/企画 : デザイン : Refsign /協力 : サンエムカラー/「かみ添」がなぜ?と思ってしまいますが、個人的には紙好き(ましては印刷好き)なので楽しみです。色々な「紙」が展示されます。紙とインクの相性。紙肌と繊維。劣化した紙の表情。紙口の断面。紙の弱さ。重ねた紙の佇まい。色々な方の目にふれ(←これ重要)今後の制作にどう影響するのでしょうか。和紙を下ごしらえする。糊を炊く。絵の具を溶く。木版に乗せる。手で摺る。「かみ添」の仕事です。

青の壁


浅葱色。天井がアイボリー。建具が白っぽくなれば部屋全体が「ぼやける」ので明るい「青/浅葱」で。濃く明るい色を作った。出来た色は奇麗だし、試し染めし乾かしてもなかなかいい感じ。思った範囲内に落ち着いた。でも明るい青に囲まれた部屋で年中過ごすのは少しきついのでは。出来上がりはいい。奇麗。けど、彩度の高い色は、日が経てば退色はするもののしんどくなるはず。その旨を伝え急遽色変更。(と簡単に言うものの、1リットル近くの絵の具をつくり直します!)白(胡粉)を足し白味出す。明度を落とす為に藍を足す。明度を落とすため墨を入れる時もあるけど、具引の場合、墨は絵の具と分離し刷毛染めをするさい不安定になる。黄土を入れトーンをおとし緑に振る。それでも色が強い分厚めの化粧。厚化粧です。(白い和紙に化粧する為)マットな手触りがとても気持ちいいが、施工(糊付)するのが難しい、、、。すいません。建具仕上がり楽しみです。

自分の仕事


鳥の子渋染め。干場の狭い工房では、半乾きのまま写真のように重ねます。左上は裏に回った渋がまだ乾ききっていないので重ねられない。なぜ左上か。刷毛を上から下、左から右に動かすからです。出来るだけ紙口に刷毛が触れないように意識するものの、紙口により刷毛が扱かれ、紙口に溜まった絵の具が紙の伸びた際にできる隙間に潜り込み裏面に絵の具が着く。裏面に着く事でその部分だけ極端に乾きが遅くなります。しばらくすると紙の四方から徐々に乾いき紙が立ち上がってきます。重ねる事で立ち上がりを防ぎます。外に出かけて、色んな事を聞いて、見て、食べて、飲んで、こういう仕事に落とします。

お勉強

ちょっと外に出たり、呼び出されたり、自ら出たり、で気がつけば結構勉強してました。京都凄いです。
青木良太 @ eN arts 物(器)の吸引力が凄まじい。見て触れて初めて解るものがある。
林央子 @ アーバンリサーチ京都 あこがれの雑誌「here and there」は大好きな雑誌の1つです。もう1つは「Fairy Tale」by vier five
スーザン・チャンチオロ @ ハロー画廊 書きたい事は山盛りありますが、次回纏めて、、、。
八木明 @ shina 説得力が全く違う。その中で見る優しい色が体中のなにかを刺激する。
池田亮司+カーステン・ニコライ @ 京都造形大学 言う事なし。難しすぎる。カーステンは、insen tour 以来の2度目。これほど「風景」が出てこない音も珍しい。
雨の日、広沢の池から竜安寺、金閣寺までぬける山道、車の中で聴くにはもってこい。
藤原ヒロシ @ 精華大学「物の価値について」何十億もする現代美術に関して。僕はありだと思う。物、人の背景にあるストーリーが価値だと思うから。

THeatre 劇場


平野傑さん企画のグループ展に参加します。以下、平野さんのブログより。
あなたの人生が一つの物語だとしたら、どんな劇場で公演をしたいと思いますか?アーティストが考える劇場とは、どのように描かれるのでしょうか。日本・フランス・アメリカなど様々な場所で活躍するアーティストが、東京のARTONION GALLERYに集まりグループ展を開催いたします。絵、写真、立体など、表現方法も様々に、日々、作品というモノ作りを行っているアーティストによるそれぞれが思い描く「劇場」が並びます。ARTONION GALLERY 東京都港区白金2-5-12(シェラトン都ホテル向かい) TEL:03-5793-8601 FAX:03-5793-8602 www.art-onion.com

ディスプレイ


パリへ行かれたお客様がまたまた素敵な写真を送って下さいました。なんとクリスマスシーズンのウィンドウディスプレイに!さすがにディスプレイの仕方がカッコイイ。紙ものは平面なので展示するのが本当に難しい。置きすぎると圧迫感が出るし、少なくするとパッとしない。色が多いとうるさいし、無理に立体にすると安っぽい。「かみ添」も苦労します。


CALLIGRANE オーナーのアナさん。世界中のあらゆる紙を見て、触れてきたアナさん。ダメなものはダメとキッパリ言われます。


これだけあるペーパーアイテムの中で「かみ添」の紙をウィンドウにディスプレイして下さるなんて、、、

光栄です!

CALLIGRANE address : 6 Rue Du Pont Louis Philippe 75004 Paris tel : 01 48 04 09 00 写真を送って下さった、Oさん、Kさん、ありがとうございます。

戸と壁の境


昨日届いた建具。丈が八尺以上あります(約2m45cm)リビングと和室の間仕切、床から天井までの建具です。高すぎて長屋の「かみ添」では立てれませんこうなれば既に「戸」ではなく「壁」です。可動式壁。収納場所を予め設計しておけば季節や用途により衣替え可能になり、個の部屋を重視した住宅から、大きな空間へと変わりつつある最近の住宅事情を考えると「襖」というか「可動式壁」は可能性が大きいのでは。(構造の事はさておいて、、、)八尺の六枚立(幅三尺)。これほどの面積になれば「素材」に徹するほうがいい。

2011年カレンダー


ほしよりこさんから2011年「きょうの猫村さん」卓上カレンダーが届いた!この時期色々なカレンダーを目にするけれどこれほど「早くめくりたくなるカレンダー」はありません。2月の「猫村さん」がお気に入りです。まん丸です。温かそうです。「猫村さん」はもちろんだけど個人的には「僕とポーク」。これめちゃめちゃ面白いです。ほんと色々お世話くださる、ほしよりこさん。いつもいつもありがとう!

余韻


薄楮と墨染鳥の子と金上染。薄楮は柔らかく繊細。墨染鳥の子は深く強い。影?風?波?雲?最終仕上げどうなるでしょうか。来週納めます。

cosmetology


「紙に化粧する」のが仕事です。・紙肌を確認する・その時に応じて絵の具の調合を変える。・具引(絵の”具”を引く)して紙肌を整える。・具引(絵の”具”を引く)して紙肌を(日焼けや退色)保護する。・紙にキラキラ(雲母雲母)を施す。・時に紙は暴れるので調子をみる。・紙を丁寧に扱う(基本です)・紙先をカットし整える。(シャギーも入れる。喰先)「紙に化粧する」とは素敵な仕事です。



金箔押。前からやりたかたのですが、なかなか手が進まず何かのきっかけを待っていました。数週間前、少し変わったテーマで作って下さいと依頼があったのでこれはと思いさっそく準備にとりかかる。糊加減とスピード。まだまだ完璧ではないですが少し前進。次の課題も明確になったので、「箔押」本格的に始めます。「金」はとても魅力です。アクセサリー類などまったくつけない自分でも「金」をみるとワクワクするし、ドキドキもする。触っていると優越感にもひたれる。本格的に始めるといっても少し距離をとろうと思う。