臨時休業のお知らせ

誠に勝手ながら11月6日(土)は臨時休業いたします。

上七軒



上京区の花街、上七軒に出来た新しいお店のウィンドウに無音(雲母地に胡粉)。室町時代に北野天満宮の再建の際に残った機材を使って7軒の茶店を建てたのが「上七軒」の由来です。(wikipediaより)直ぐ隣には有名洋食店「萬春」。歴史ある木造町屋と、レンガ造りの西洋建築が並び合ってるユニークな上七軒です。壁施工なので現場での作業。現場へ出ると気がつく事がたくさんあります。ウィンドウディスプレイなので、日のあたり方、そのための軒の出方、照明条件(スポットライトか蛍光灯かなど)での乾燥の具合を考え、下地処理の仕方を職人さんと考える。そうすることで次につながります。はやり表具師さんには頭が下がります。

claska と shina

コレは見逃せない、お客様からのご案内。「ダンボール・ハイ – or-itaでつくるプロダクト展」@ claska展覧会には行けそうにないけど、DMが憎らしいほどカッコイイ。厚みのあるチップボードの様な紙で規定のハガキサイズより細長い。ディボスの活版で紙と印刷の触感が気持ちいい。手にしただけでワクワクしました。和紙に金や銀で化粧をしている自分ですが、ざらばん紙やチップボードに一色刷りされた印刷物が大好きです。

八木明 酒器展Ⅱ @ SHINA 最近、急に色んな焼き物を見る機会がありました。やはり京都に居るということはこういう事なのでしょうか。八木さんの酒器楽しみです。ご案内ありがとうございました。

添う – 紙と暮らしとデザインと

星ヶ丘洋裁学校 「秋のフェスタ ‘10」に参加します。

対談 「添う – 紙と暮らしとデザインと」
日 時 : 2010.11.06.(sat) 14:00-16:00
場 所 : ソーイング・ギャラリー
(大阪府枚方市星丘2-11-18 Tel:072-840-2476)
*京阪星ヶ丘駅から徒歩5分
参加費 : 1,000円 (要申込)
定 員 : 30人
話し手 : 嘉戸浩 (かみ添)× 鞍田崇 (総合地球環境学研究所)
地球研、鞍田さんのブログに詳細あります ↑

唐紙どうこうではなく「かみ添とは」についてお話します!鞍田さんよろしくお願いします。歴史ある洋裁学校と大阪の街中とは思えない自然を堪能しに是非起こし下さい!

皮紙



1878年の第3回パリ万博で好評を得た(賞を取った?)局紙。局紙とは紙幣寮抄紙部の工場で、三椏を原料として溜め漉き法により明治10年(1877)に創生した紙。(ココからの情報です)その美しく粘り強い三椏。越前で漉かれた100%三椏紙。本当に奇麗です。筆を下ろすのは本当に躊躇します。が、墨で染めました。これらもまたヨーロッパへ渡る予定です!詳細はまた今度。ちなみにヨーロッパでは三椏が人気だとか。昔ヨーロッパで生産されていた「パーチメント(羊皮紙)」と呼ばれる動物の皮を加工して作られた紙(定義上「紙」はではないけど)と質感が似ているらしいです。

タイポグラフィの書窓から


IDEA No.343 山口信博/タイポグラフィの書窓から この号は素晴らしい。以前のブログに少し書いた、タイポグラフィ・ジャーナル「オクタヴォ」の特集もあります。最近、たくさんの人から名刺を頂きます。文字の置き方が気になって気になってしょうがない、、、。未だに好きなタイプフェイスはDidotです。

芸舞妓の衣裳展

京都西陣大黒町の織成館にて「芸舞妓の衣裳展」を開催。展覧会に合わせて「かみ添」の紙を納品しました。芸舞妓の衣裳を見ていると、良く見る意匠がずらりと並んでいます。全ての着物の地に「さや型」が使われているのはなぜなのでしょうか?織成館自体、島根県の廃校になった小学校の廃材で作られたユニークな建築です。しかもアメリカ人宮大工のマイケル・アンダーソン氏設計の、和のような洋のような、北海道のような建築です。大黒町、浄福寺通りは石畳の情緒ある通りです。「かみ添」から徒歩5分です。

土と紙

2人のすばらしい作家さんとお話する機会がありました。
尹煕倉 氏 。無理がない、、、造り手として気になる事は、長方形の作品で短辺と長辺をどのように決めているか。仕事がら常に三尺 x 六尺(約900mm x 1800mm)を基準、1:2を基準に考えるのでユンさんの長方形は短辺と長辺の変動が大きく、これを決めるのはそう簡単ではないぞ、と思い質問すると「なんとなく決める事が多い」と。おーっ!でもそれが一番難しい。人、作品、答え、全てがユンさんでした。

高田洋一 氏バランスとコントラスト。・和紙の優しさとベアリング精密さ・作品のボリュームとスローモーション。この2つのコントラストにやられました。僕が言うのはおこがましいですが、紙を使うと言う事は、張る技術、湿度による変化を理解していないとなかなか難しい。高田氏の作品の和紙の美しい事。特に「張り」。ここは本当に重要です。お二人とお話をしピンポイントで「ある感覚」を刺激されました。技術と素材にもう少しつっこんで行きたいです。職人でありたい。

代白


京都市上京区、和室襖。お施主さんが即決された仕上げです。墨と胡粉の市松。でも、金や雲母などで「上化粧」しているので灯りがあたると大きく変化します。白の大判の上から市松になるよう小さな墨色を張るのではなく、小判を3分(9mm)重ねで継いでいきます。そうする事で紙の重ねの影がでて表情が生まれます。十字の部分は鳥の子が4枚重なっているので結構な厚みです。3分(9mm)の正方形の見え方が1番大事です。

reflection

いい写真だな。これを撮るの難しいだろうな。shift O様・refsign Y様・禅文化研究所 K様ご案内ありがとうございます。

power mac 7500


今年の春に発刊された、季刊「禅文化」216号←(過去の蒼々たる顔ぶれが凄い、、、)にて掲載された「かみ添」のテキストが「ブログ禅」にupされています。読みたいけれど手に入らないと何度が問い合わせがあったので、是非この機会に。雑誌とは違いテキスト量も多く、普段話さない経歴の事なども書いて下さっているので面白いです。今考えれば自分の作った椅子を3Dレンダリング(母校に保管中)したいがために20歳の時に初めてかった「power mac 7500」が全ての始まりです。立体(アナログ/手作)→平面(デジタル/DTP)→平面(アナログ/古典印刷)→立体(アナログ/襖/空間)で今があります。なかなか面白いです。やっぱMACすごいな。禅文化研究所のKさん。いつもありがとうございます!

和紙と洋紙


越前の歴史ある和紙屋さんの助手として「町屋と和紙」に関しての講座にゲスト参加しました。和紙というか「紙」の歴史の話を聞く事が出来とても面白かったです。「具引き」という顔料染め(刷毛染め)をする自分にとって、「ドーサ(滲み止め)」されている、されていない関係なくなぜ三椏や雁皮は刷毛染めしにくいか解りました。前からなんとなく理解はしていたものの繊維の状態を考えれば納得です。「かみ添」で普段いかに隙間のない和紙(パルプが多く詰まった和紙)を使っているのか、、、。でもそれは決して悪い事だとは思いません!100%楮、100%三椏を使う理由があれば別ですが自分の仕事は「紙に化粧をする」事。顔料で化粧をする、木版で文様を入れる。地となる紙が「生紙」であるのは余りにも贅沢だし、自分が使い易い和紙、紙を探し試すのが大切だから。そもそもなぜ「和紙」にパルプが混ざり始めたか。やはり「戦争」に大きな理由にあるらしいです。とても興味深い話でした。こんな事を書きながら、今日も最高級和紙「雁皮」と向き合います!とても難しい仕事ですが、普段触る事も出来ない「紙の王様」を触れるだけで、こんなにありがたい事はない!上手く行けばそれはそれは奇麗だし。