京都南蛮事変


Japanese Decorative Gigs 2010 – 京 都 南 蛮 事 変 唐紙・襖制作で参加します。以下 voice of kyoto からのテキストです。
信長に秀吉、利休に織部。安土桃山の時代、明日散るとも知れない命を賭して戦いに明け暮れる戦国の世に突如現れた伴天連たち。16世紀の日本に突如押し寄せ、あらゆる人々の感性に衝撃を与えることとなった南蛮文化は、今なお21世紀の生活に色濃く残されています。Japanese Decorative Gigs 2010 では、「南蛮渡来」をテーマに若手染織作家によるきものコレクションをはじめ、微細な光の陰影にきらめく、この日のためだけに誂えた唐紙の襖とグラフィックアーティストによる極彩色の南蛮襖絵。そして、その先に広がるサロンでは創作和菓子でのおもてなしなどを取り揃え、二日限りのGigを繰り広げます。会場となるのは、「南蛮寺の鐘」が残る妙心寺 本山塔頭の「春光院」。南蛮に縁ある非公開寺院にて、今の時代の感性で織りなす南蛮模様のひと時をお楽しみ下さい。

木と紙と古いもの展


黒谷の和紙職人、ハタノワタルさんからDMが届きました。
木と紙と古いもの展
開催日:2010年 11月3日(水)~7日(日)
時 間:10:00~18:00 最終日は17:00まで
場 所:綾部市交流プラザ

以前「かみ添」にお越し頂き色々お話しました。和紙とか職人とかのステレオタイプには捕われない新しい人だなと。(けど根っからの職人さんです)彼の活動は今後大注目です!ちなみに綾部市交流プラザは余知られていませんが、安藤忠雄氏設計です。

箔染


お問い合わせの多いポチ袋。連休前に一気に制作しました。ざらっとした紙肌に雲母より光沢度の高い顔料で化粧する。質感が変わる様がとても面白いです。あまりない。手染めとは思えないこの光沢感が少し贅沢なポチです。

耳の重なり


薄楮4匁。なかなか表に出る事のない紙です。金を薄くといて微妙に化粧。ほとんど解らないくらい薄く金化粧。そうする事でどこにもない紙になります。湿してアイロンかけて大きなシワを伸ばします。
柾判でこの仕上げを400枚。結構な仕事ですが、たくさんの方に見て頂けると思うと、ちょっと興奮します。いつもの事ですが紙の重なりの断片は「絵的」に好きです。

きもの


京都きものパスポート2010年優待店舗として紹介されています。11/5(金)~11/7(日)は重要文化財 杉本家住宅の一般公開。無料です。この機会に是非。

遠くから見ることで、近くから見る目を養う



Villa-Kujoyama で研究されていた作家さん(小説家)からの注文で化粧した紙。本カバーの為の「緑色の紙」。「緑」といっても幅は限りなく広いし、「緑の紙」なんていくらでもあるのに、手染め、化粧した紙をご注文くださるのは何か理由が有るのでしょう。萌葱色二枚の写真は同じ紙です。角度、反射でこれだけ色が変わります。

渦か雷か



ある方から頂いた版木。以前はベンガラで染めをしていたのだろう。赤い染料がこびりついていました。柔いブラシで染料を洗いおとし、絵の具の引っかかりを良くするため、荒めのサンドペーパーで一度表面を削ります。細かな溝の埃、垢は目つきで掃除し、場合によっては溝をさらに深くします。

感性価値



e・感性価値研究所
の取材をうけました。ダラダラと思っている事をただ話しただけなので、どのように纏めて下さるのか楽しみです。話をすると、想いを言葉にして吐くと自分の考えなどを再認識、再編集できるので話をするのは好きです。
「最近腹が立った事、怒ったことは?」と聞かれ、ん〜っ、何も出てこなかった。実際なくはないけど、だからと言って腹が立ったり、怒ったりはない。やっぱり腹が立つ事はあまりないな。

若い松



来月、あるイベントに参加します。これも早くお伝えしたい。場所がすばらし過ぎます!

凸版の特徴

新しい文様(版木)です。「雲母」を版木から紙に移す時、ベタ面が多いと、絵の具が抜けたり、紙が変に伸びて嫌な凹凸が出来たりします。反対に細い線とか、小さな面の場合は2重摺りに成り易かったり、線と線が接する所に絵の具が溜まり文様がつぶれます。個人的に「この線の太さ摺り易い」とか「このベタ面の割合は雲母が奇麗に盛る」というのがあり、この文様は雲母がとても奇麗に乗ります。触ると気持ちがいい。

図形楽譜

今日「かみ添」店内と同じ仕上げの「無音」制作(京都市内住宅襖)なんだかんだで僕もこれが一番好きです。「音」を可視化したもの。正確にいえば「音のないさま」を可視化したもの。なので実は「雲母」ではなく「胡粉地」がメインなのか?「音」といえばリズムとハーモニー、この仕上げに関して言えばリズムは「雲母」。ハーモニーは「雲母」の中の「たらし込み」。「雲母」の丸は方向(ベクトル)がない。上から下でもなければ下から上でもないし、右から左でもなければ左から右でもない。
リズムを考えると「間」の取り方が大事になってくるので余白を考えると「5つの丸」は実はもう動けない。だいぶ前(ココ)に書きました。図形楽譜の文様作りたい。本日店内音は終日 Nobukazu Takemura です。

溝に溜まった絵の具

ポチ袋の上蓋を閉めた際の本体の斜めの線の入り方が気になり何度か形を変えて完成した「かみ添」のポチ袋です。トムソンで型を抜く際、折線もつけてもらうのですが、金や銀で化粧(刷毛染め)すると、紙が水分を吸収しせっかくの折線が水分でふくらみ、折る時には折線の意味をなしていない。さらにポチは触れるものなので出来るだけしっかり金、銀を定着させる為、顔料に澱粉系の糊をまぜる。固めの絵の具が折線に溜まり紙を折る時に剥がれる。ただ単純に物を作っている訳ではなく、紙と水と糊と具の関係を自分なりに理解し「ここのバランス面白いなー」と気がつくと仕事が格段と面白くなります。